きづがわ矯正歯科について
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    矯正歯科医が教える
    "ガタガタ|叢生"の治療方法

  • 日本矯正学会臨床指導医(旧専門医)が「叢生」のお悩みにお答え致します。

ガタガタ(叢生)について

部分的にかみ合わせが反対(交叉咬合) 部分的にかみ合わせが反対(交叉咬合)

治療の開始時期:5~6歳ごろ

乳歯列期のガタガタは、永久歯に影響を与えないので拡大などの治療はしません。乳歯列は空隙歯列(すきっ歯)が正常です。そのため、乳歯列にガタガタが存在するということは高い確率でガタガタになることになります。しかし、乳歯列を横や前に広げても永久歯列を広げることにはなりませんのでガタガタの解消にはつながりません。そのため、前歯萌出まで経過観察となることが多くなります。 低位舌や舌突出癖があれば筋機能療法を行うことが重要になってきますので治療を行います。

治療の開始時期:6~12歳ごろ

上下顎前歯の萌出のため側方拡大を行う。さらに、上下顎側切歯が内側から萌出し交叉咬合を伴うようであれば舌側転位を改善する必要があります。あきらかに将来的に多くのガタガタを認める症例や口元がすでに閉鎖しにくいもしくは口元が突出している症例では、将来的に小臼歯の抜去を予定して治療を行います。そのため、早く始めたら歯を抜かなくてよくなるかというとそういう訳ではありません。

叢生|上顎:クワドヘリックス 下顎:バイヘリックス

図1_上顎:クワドヘリックス・下顎:バイヘリックス

叢生|リンガルアーチ(側切歯の口蓋側転位の改善)

図2_リンガルアーチ(側切歯の口蓋側転位の改善)

治療の開始時期:12歳ごろ

ここからは永久歯列の治療になります。マルチブラケット装置やマウスピース矯正装置を用いて治療を行っていきます。その際、ガタガタを歯の傾斜が前向きの傾斜を示して入れば小臼歯抜去が必要になります。

叢生|マルチブラケット装置

図3:マルチブラケット装置

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